うちのわんこ

三重の繁殖場からレスキューされたマルチーズの『のあ』。 レティ、めーぷる親子と新メンバー・トイプーのアン、4わんのドタバタ日記。

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レティのはなし(2)


ボクの名前は『茶々丸(ちゃちゃまる)』
レティママとミティパパの間に生まれたんだよ。
ボクが生まれるのをみんな楽しみに待っていたんだって。
ボクは父ちゃんや母ちゃん、レティママとミティパパに可愛がられて
とっても幸せだったんだ。

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なのに…

とっても残念だけど、ボクはもうこの世にはいないんだ

なぜって?

それは、母ちゃんから話してもらうね


『茶々丸(ちゃちゃまる)』が生まれたのは1996年10月
茶々丸は一人っ子でした。

レティママは、とても母性の強い子で、一生懸命子育てをしていました。

当事はわんこ達と一緒に寝ていたのですが
レティママは、私達と一緒の布団で寝たいという一心で、
よく育児用ベッドから仔犬の頭を咥え、私達の布団に連れてきて
ヒヤヒヤさせさせられたものです。

茶々丸のこめかみの毛がはげちゃってるでしょ

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(仔犬が成長し、頭を咥えられないようになってからは諦めたようですけど)


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茶々丸はすくすく成長し、ヨチヨチ歩きの頃には
教えてもいないのに自分でシ-トの上で排泄することも覚えました。
手のかからない、とっても良い子で、父ちゃん、母ちゃん、
そして親子の3わんで、楽しい日々がずっと続くと思っていたのに…

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幸せな日々から突然奈落の底に落とされたのは、茶々丸生後3ヶ月の時。
2回目の予防接種の為、聴診器で診察していた獣医の顔が曇りました。
「前回の診察の時から気になってたんだけど…
心音に雑音が聴こえます。たぶん先天性心臓疾患だと思います」

獣医は更に話しを続ける…
「このまま放っておいたら、長くはないでしょう」

「はっ!?」
母ちゃんは、獣医の話が理解できない。
茶々丸は今、こんなに元気なのに信じられない。

獣医は「治すには手術が必要ですが、僕は心臓の手術はできません。
ご希望であれば紹介しますが、手術費はかなりかかると思います」

「お願いします」
そう答えるのが精一杯でした。

ごちゃごちゃになっている頭の中を整理しながら
「先生、何でうちの子ばっかりこんな目に遭うのでしょう?」
そう獣医に尋ねる私の目からは涙が溢れて止まりませんでした。

獣医は「あなただったら助けてくれる… そう思って
レティも茶々丸もあなたのところに来たのだと思いますよ」

獣医のその言葉に少し救われた気持ちになりました。

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翌日、獣医から紹介してもらった府大の旧家畜病院へ行きました。
そこで沢山の検査を受けた結果、やはり先天性心臓疾患の診断。

(その当時)府大では、成犬の大型犬しか臨床経験がないらしく
小型犬で、しかも生後3ヶ月の心臓手術は初めてとのこと。

かかりつけの獣医に再度相談した結果、
わんこの心臓外科にかけては西日本で3本の指に入ると言われている
名古屋にある病院を紹介してもらいました。

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翌々日、新幹線で名古屋に向かいました。
「必ず治る」と信じて。

チアノーゼが現れると危ないということで
午前中に病院へ着くとすぐ検査が始まり、午後には手術です。

茶々丸の病名は『動脈管開存症』


<動脈管は、胎生期に存在し、胎児循環を成立させるのに不可欠な血管です。
正常な仔犬では、自分で呼吸し始めると同時に短時間でこの動脈管は閉鎖します。
しかしながら、この動脈管が生後 2 ~ 3 日を経過しても閉鎖せずに、
血液の流れる異常血管として残存してしまうことがあります。
この心臓病を、動脈管開存症:PDA と呼びます。
治療を行わなければ1才までに50~70%が死亡すると言われています。>


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名古屋の獣医は「この手術は、何度も経験しています。大丈夫。安心して待っていて下さい」と言って手術室へ消えていきました。

30~40分経った頃、手術室に入るように言われました。
悪い予感にドキドキしながら入ると、茶々丸が手術台にのせられ、胸を開かれていました。
手術着の獣医から「今から(動脈管を)結紮します。血圧モニターをよく見ていて下さい」と言われ
瞬きをするのも惜しんで見ていると、結紮と同時に血圧が急降下。

「通常、動脈管を結紮して終る手術なのですが、(血圧が下降する)
原因が分かりません。
このまま結紮すると死んでしまうので、(結紮せず)このまま手術を終ります。
お力になれず、申し訳ありません。」

涙がポタポタ落ちてきて、そう言って頭を下げる獣医の姿が滲む。
涙で掠れる声で、恐る恐る訊きました。
「余命はあとどれくらいですか?」と。

「今回の手術で心臓がかなりのダメージを受けたので…そうですね
1ヶ月もつかどうか…」

その後の事はよく覚えていません。

ようやく家に辿り着くと、たった今、息を引き取ったと病院から連絡が入った事を聞かされました。

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もしも皆さんのお家のわんこが病気で、助かるには手術が必要だと言われたら
どうしますか?


1.助かる見込みがあるならリスクを承知で手術を受けさせる。

2.リスクがあるなら、あえて手術を受けず残りの犬生を悔いのないものにする。


私は、1番を選びました。その結果、茶々丸に苦痛を与え、更には死期をも縮めることになりました。


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翌日、冷たくなってしまった茶々丸を迎えに行くと、獣医から解剖の申し入れがありました。
「どうしても原因を突き止めたい。助けられなかった事が悔しい」と。
「将来、この子と同じ症例があった時には助けることが出来るかもしれない、お願いします」
その言葉を聞いて解剖を承諾しました。

後日、かかりつけの獣医から獣医学会で発表された茶々丸の症例が載っている
文献を見せてもらいました。
文献には解剖された茶々丸の心臓の写真と共に

心室中隔欠損
動脈管開存
異常血管(体肺側副血行)

3つの先天性心臓病であった事が記されていました。


茶々丸は、手術を選んだ母ちゃんを恨んでいるだろうか…。
母ちゃんは今でも悔やんでいるよ。



茶々丸 生後3ヶ月 1997年1月23日に永眠しました。

写真は、茶々丸が虹の橋を渡る1週間前のものです。
これが茶々丸の最後の写真になりました。
 
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長い長い話を読んでくれた皆様、ありがとうございます。





次回は、3わんのお母ちゃんになったレティのお話をします。
(めーぷるは3兄弟だったんですよ)

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おチビちゃん達、そっくりで区別がつかないでしょ
母ちゃんは、前頭部に入っていた薄い茶色の模様で見分けていました
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Comment

「うちのわんこ」は、私を泣かせてばっかりです。 

茶々丸くんは、決してkeiさんを恨んでなんかいませんよ。
茶々丸くんがkeiさんのところに来たのは、やっぱり茶々丸くんがkeiさんを選んで来たんだと思います。
ちゃ~んと目的をもって、keiさんのところに来たんです。そして、きっと、その目的をはたして虹の橋を渡っていったんだと思います。
私は霊能者じゃありませんが、ほんとにそう感じます。

前回お話した友人も、ワンコを亡くして沈みきっていたときに、友人にこういわれたんだそうです。
「あの子はペットショップで既にパルボに感染してた。もし、あそこで死んでたら、ごみといっしょくたにして捨てられていたかもしれない。あんたに自分の最後を見ていてほしくて、あんたの所に来たんだよ。」

苦渋の選択であっても、違う方がよかったんじゃないかとつい考えてしまうでしょう。
でも、たぶんそのどちらを選んでいても、茶々丸くんはkeiさんが見守ってくれていたことを絶対知ってます。
先ほどの友人も、今は彼女にとって3匹目になるワンコに巡り合い、虹の橋にわたったワンコがやっと帰ってきた、と言っております。
もしかすると、茶々丸くんがのあちゃんを連れてきたのかもしれませんね。

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
  • posted by  
  •  
  • 2007.03/11 21:23分 
  • [Edit]

 

今回は涙が止まりません・・私は亡くなったアリスにどれだけ詫びても許されないと思ってます アリスは10年私達と過ごしお盆の帰省中 買い物の為お留守番させようとした時私を追いかけ飛び出し(色々悪条件が重なり)縁側から転げ落ちて亡くなりました・・さっきまで元気でいたのに突然の別れで2年たった今でも胸が痛みます その時せめて病気であればあきらめもつくのにと不謹慎にも考えてましたが茶々丸君のお話にどんな理由であれ別れは辛いものだと感じました・・でも茶々丸君は絶対恨んでなんかいませんよ してあげられる精一杯してあげたし何より愛してたんだもの!泣いてる私に友人が言った「ずっと愛されてたんだもん アリちゃんは幸せだよ それに犬は人を恨む事はないねん」って言葉 今クウが我が家へ来てから実感・・あんな辛い目にあいながら唸る事も逃げる事もせず(クウは愛想もないけどv-292
クウは最初この冬越せるかって言われた位老犬で覚悟していてもやっぱり辛いだろうし悔いの無い様にとがんばってもやっぱり多少の悔いは残るだろうな だから今のワンとの日々お互い楽しみましょう 今回はちょっとしんみりでゴメンね 今後のレティ物語楽しみにしてるよ!(私レティちゃんは100%正解やねん!)
  • posted by ALICE 
  • URL 
  • 2007.03/11 22:48分 
  • [Edit]

 

茶々丸くんはkeiさんを恨んでなんかいないですよhttp://blog91.fc2.com/image/icon/e/734.gif" alt="" width="14" height="15">私も以前飼っていたG.Rのビック。この子は7歳で骨肉腫になりました。顔の頬骨にできたガンです。どこの病院でも原因不明。挙げ句のはてには歯周病だから手術すれば治ると…そうなんだぁ。と、軽く考え手術しましたがその後の対応があやふやで信頼できず、ビックの体調は悪化しまた違う病院へ。そこで『悪性か良性かわからないけどかなりの確率で悪性の腫瘍がある。もって1年じゃないか』と、いきなりの余命宣告。泣き崩れました。大学病院を紹介してもらいそこで安楽死をすすめられ、私はもちろんkeiさんと同じように最後まで治療をお願いしました。それから数ヵ月ビックは薬の副作用などに耐え、最後は4ヵ所に転移し病院で亡くなりました。最初安楽死を勧めた先生が最後は1時間以上心臓マッサージをしてくださりました。最後先生が私たち家族に泣きながら『ビックは私が獣医になって初めて誰にも押さえられずに毎回大人しく注射、治療をさせてくれた犬。こんなに治療に前向きで頑張ってくれた犬は他にいない。』と、言ってくれました。だけど3年経った今でも安楽死の方がビックは楽だった苦しまなくてよかったんではと、ガンにならないように私がもっとビックのことを考え、ごはんや日用品に気を使えばよかったんではと後悔します。だけどもし北斗と海斗になにかあればまた同じように最後まで治療をお願いすると思うし、keiさんのように手術で治る可能性があればそれにかけると思います。ビックは顔だったため手術も出来なかった。もし手術するなら顔半分がなくなると言われました。骨肉腫は足によく出来るが足を切断してもすぐにリンパに転移し1年持つ子はほとんどいないそうです。それでもビックは1年頑張ってくれました。ビックにはとても感謝しています。keiさん、茶々丸くんはとても短かったかもしれないけど短い間にたくさんの幸せをkeiさん一家にくれたんじゃないかと思います。keiさんは後悔することなんてないhttp://blog91.fc2.com/image/icon/e/734.gif" alt="" width="14" height="15">そう、思います。愛犬の死は何年経っても辛いものですよね。だけどそういう経験があるからこそ今いる子たちを誰よりも大切に愛してあげられるのではと思います。
長々とごめんなさい。
  • posted by スムチー母 
  • URL 
  • 2007.03/12 07:39分 
  • [Edit]

 

コメントありがとうございます。

今回頂いた皆様の温かいコメント、
何度も何度も読み返しては涙を流していました。
読むたびに涙が出てきて、中々お返事を書けずにいました。
(母ちゃん、泣き上戸i-240
本当に本当にありがとうございます。


★リクまま様

>苦渋の選択であっても、違う方がよかったんじゃないかと
>つい考えてしまうでしょう。

リクまま様のおっしゃる通りだと思います。
もうひとつの方を選んでいても、やはりお別れの時には
「手術をしておけばもっと長く一緒に居れたのではないか」
と後悔していたと思います。

茶々丸の手術当日、新幹線での移動に負担がかかったのか
名古屋に着く頃には既にチアノーゼが出ていました。
3つの奇形を抱えた茶々丸の心臓は、手術をしていなくても
死期は近かったと思います。

又、リクまま様の獣医に対する見解にあるように
レティにしろ、めーぷるにしろ
大変恵まれた環境にあったと、2人の獣医に感謝しています。

>茶々丸くんがkeiさんのところに来たのは、
>やっぱり茶々丸くんがkeiさんを選んで来たんだと思います。

母ちゃんは、このリクまま様の言葉で救われた気がします。

本当に本当にありがとうございました。


★ALICE様

ALICE様、とても辛い思いをされていたのですね。
病気でのお別れも、勿論辛いですけど
突然のお別れは、辛いを通り越して、
ショック状態だった事だと思います。

アリスちゃんの思いがけない事故、
文面からでもALICE様の心情が手に取るほど伝わってきます。

ご友人から言われた
「ずっと愛されてたんだもん アリちゃんは幸せだよ
それに犬は人を恨む事はないねん」って言葉、
うん、うんって頷きながら読ませて頂きました。

アリスちゃんが、ALICE様のところに
クウちゃんを導いて来てくれたんですね。
そして、クウちゃんとのあがALICE様と母ちゃんを
会わせてくれた。

お別れは悲しいけれど、出会いに繋がっていくんですよね。

ALICE様本当にありがとうです。
クウちゃんとの再会、楽しみにしています。


★スムチー母様

スムチー母様も辛い思いをなさったのですね。

私もスムチー母様同様、安楽死は選ばなかったでしょう。
苦渋の選択で、時には安楽死は選ばざるを得ない場合も
あるとは思いますが、ビックちゃんは、スムチー母様と
少しでも長く一緒に居たかったのだろうと思います。
だから薬の副作用にも耐え、最期の時まで
頑張って生き抜いたのだと。
それが獣医にも伝わったのではないでしょうか?

私は、スムチー母様の選択は、間違っていないと確信します。
ビックちゃんは、スムチー母様に出会えて
幸せだったと思います。

>愛犬の死は何年経っても辛いものですよね。
>だけどそういう経験があるからこそ今いる子たちを
>誰よりも大切に愛してあげられるのではと思います。

そう、本当にそうですね。
辛い経験を経て、人も成長できるのですね。
辛い経験をしているからこそ、それまで以上に
愛犬の立場になって考えていく事もできると思います。

スムチー母様、本当にありがとうございます。


スムチー母様はじめ、皆様に沢山の勇気を与えて頂きました。
皆様とこうして出会えたことを感謝致します。
のあちゃんを通じての御縁、大切にさせて頂きたいと
思っています。
  • posted by kei 
  • URL 
  • 2007.03/15 22:54分 
  • [Edit]

 

ごめんなさい
読ましてもらったのに涙が止まらなくて、ちゃんと書けない
私の愛犬「れもん」はまったく同じ病気で同じ3ヶ月で手術を受けました
私の気持ちはkeiさんと同じだったと思います
自分が泣いても意味ないのに泣き続けて「お願い 助かって・・」という気持ちで一杯でした
今 「れもん」は私の側で寝ています
昨日抜糸をしてきました
そう 手術は成功したのです
茶々丸ちゃんのぶんも一杯もらって元気に育ってほしいです
  • posted by 愛 
  • URL 
  • 2007.03/29 02:32分 
  • [Edit]

 

★愛様

初めましてi-179

お返事、すごく遅くなってごめんなさいi-201
れもんちゃん(可愛いお名前ですね)、
茶々丸と同じ病気だったのですね。
でも、手術成功したんですね!!
あ~!本当に良かったよ~~!!
うん、うん、茶々丸の分も一杯一杯元気に育って、
楽しい犬生を歩んで欲しいです。

また、今後の成長ぶりも、是非教えてくださいね♪
待っていますi-179
  • posted by kei 
  • URL 
  • 2007.04/02 06:04分 
  • [Edit]

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プロフィール

kei

Author:kei
大阪在住

☆レティ♀マルチーズ
1994年12月14日生まれ。
めーぷるのママ
子犬の時から病弱でアレルギー持ち。
我が家のエンゲル係数は医療費が大半!?
性格は超クール!!

☆めーぷる♀マルチーズ
1997年4月15日生まれ。
レティの娘
天真爛漫な性格で天然入ってます。
体格は1番小さいですが態度はデカイ!!

☆のあ♀マルチーズ
年齢不詳。9月18日生まれ。
(三重の繁殖場からワンライフさんにレスキューされ我が家に来た日を誕生日にしました)
シャイで温厚な性格ですが、食べ物を前にすると豹変する!?

☆アン♀トイプードル
2009年9月20日生まれ
マル軍団の中、なぜかトイプー1わん紛れこむ。
弾ける天然娘。
婆や達の中でスクスク成長中!!

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